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上場準備会社の常勤監査役等は社外で探す

 

このように上場準備会社における常勤監査役の仕事が分かると、どのような人が適しているかが分かります。

常勤監査役等には、監査役会等のリーダーとして、業務監査と会計監査を実施する能力と経験が求められます。先輩監査役や補助者がいないことから、常勤監査役に就任してから業務に習熟することはできません。社外の監査役等は、監査役会または監査委員会の会議に参加しますが、実際の監査業務には従事しないのが普通です。このため、社外監査役等に監査役等による監査業務を手伝ってもらうことはできません。

一般に、起業当初に選任した監査役が、そのまま常勤監査役等に就任できないことが多いと考えられ、また社内で常勤監査役の適任者を見つけることも難しいと思います。実際のところ、2020年に新規上場した93社中、58社(62%)の会社が常勤監査役等として社外の人を選任しています。

形式的な監査では上場審査は通りません。また、監査役等による監査が不十分であることが一因となって、上場審査が通らなかった会社もありました。監査役等は、会社法に従った監査役等監査というだけでなく、実質的に有効な業務監査と会計監査を実施することが必要となります。

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